仕事辞めたいの?

外資系ビジネスマンが日本の「働く」を考える

アルバイトを休む場合、代わりの人を見つけるのは経営者の仕事

 体調不良などで当日アルバイトを休む場合、代わりの人を見つけるのは経営者の仕事です。もし、上司から「休むなら代わりの人を見つけてくれる?」と言われたら、「代わりの人を探すのは、私の仕事ではないと思うんですよね。すいませんが、私の代わりの方を、○○さん(上司の名前)が手配していただけますか?」と返せば、全く問題ありません。

 当日欠勤は周りに迷惑をかけるとか、体調管理も仕事のうちとか、ネット上には意味がわからない反応が溢れています。日本の労働市場で、このような意見がまかり通るのは「仕事の責任範囲」が曖昧だからでしょうね。当日欠勤するときに、代わりの人を見つけるのは誰の仕事なのか?最判昭和62年9月22日の判例でも、使用者に代替人員の確保に対する努力が求められています。つまり、休む代わりの人を探すのは、使用者の仕事と捉えて良いのです。

ネットの反応 

togetter.com

当日欠勤しても代わりを探す必要はないという意見に対して、次のようなツイートがあります。

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自分の代わりの人を探さないのは「無責任」であり、体調管理を出来ない人が仕事できますか?と。

 いくら体調管理をしても、突然風邪を引いたり、病気になることはあります。労働者の「当日欠勤」という十分起こりえる可能性のある事態に対して、仕事が回るような体制を整えておかない職場環境に問題があるのです。体調を壊した労働者側には、一切責任はありません。

 アルバイトにも、外資系企業では当たり前の職務記述書(ジョブ・ディスクリプション)を導入すべきですね。仕事の内容、責任範囲を詳細に定義して書面化することによって、今回の記事で取り上げたような不毛な論争も回避できるはず。