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仕事辞めたいの?

外資系ビジネスマンが日本の「働く」を考える

【感想】アルゴリズムが世界を支配する

読んだ本

 近未来の科学技術、テクノロジーに興味のある私には非常に楽しめた一冊。株の自動売買、ポーカーやクイズで人間を打ち負かすために開発されたアルゴリズム、はたまたコンピュータによる自動作曲まで、最新テクノロジーを幅広く紹介している。株の自動売買(ボット)は、すでに全取引の6割近くを占めるというから驚きだ。人の性格やタイプが機械により自動分類され、相性の良いオペレーターと会話が出来る機能が一部のコールセンターでは既に導入されているなど、テクノロジーが徐々に日常生活に浸透していることを感じる。

 一部の労働者は、ホワイトカラーの仕事がテクノロジーに奪われると、コンピューターに脅威に感じている。しかし、この流れは止めることは出来ないのだから、人間は、もっと創造的な仕事をしたり、機械に仕事を任せることで自由な時間が手に入るなど、前向きに捉えるようにしたい。

 仕事がテクノロジーに奪われると捉えると、自分の仕事を自動化しようというモチベーションにもつながらない。エクセルのマクロを組んで仕事をしたら、 上司から「ズルをするな」と怒られた、などという話があるくらい、日本では効率化・自動化に消極的だ。日本人は、仕事をもっと楽に、もっと効率的にすることに頭を使っても良いのではないだろうか。