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運動会の「組み体操」あなたは賛成?反対? 参加・不参加は生徒本人と保護者が決めれば良い。

運動会の種目でお馴染みの「組み体操」。最近、組み体操の危険性がネットやマスコミに取り上げられるようになりました。

組み体操の危険性

・小中高で年間約8,500件の負傷事故が発生している。

・2012年度、組み体操中の事故は、跳箱運動とバスケットボールに続いて3番目に多い。(組体操は学習指導要領に記載がない。つまり、体育でおこなうものとして位置づけられていない)

・10段ピラミッドの場合、下段の生徒にかかる負荷は200Kg以上である。

・組み体操が原因の死亡事故も発生している(1995年に神奈川県で、中学3年の男子生徒が死亡。体育祭の予行練習中に組み体操の「人間タワー」が崩れ、三年生の男子生徒(当時一四)が死亡)

 組み体操の動画を見れば、この種目が危険なことは一目瞭然です。

www.youtube.com

賛成派、反対派の意見

皆さんは、今後も運動会の組み体操を続けるべきだと思いますか?まずは賛成派・反対派の意見を見てみましょう。

賛成派

・組み体操は友だちへのおもいやり、責任感、達成感など、運動面だけではなく、子どもたちにとって大切な心を育てます。(天沼小学校 校長)

・運動会の花形種目。それが観られなくなるのは寂しい。(中学生 保護者)

・ピラミッドが立った時の喜びを味わわせたい。(学校 校長)

反対派

・団結力や達成感を生徒に押し付けるな。(札幌の弁護士)

・事故が多発し、関連して民事訴訟が起こりうる。多発する事故を減らすことができれば、それは子どもにとって有益である。さらにそれは訴訟を回避することにつながり、教師にとっても意義がある。(名古屋大学 准教授)

参加・不参加は生徒本人・保護者が決めれば良い

 「組み体操を実施するか、しないか」のどちらか二者択一ではなく、組み体操のリスクや意義をよく考えた上で参加したい人は参加すればよいし、危険だから嫌だと考える人は参加しなければ良いんです。物事に対する考え方は人それぞれ。本人・保護者の考えを尊重しましょう。

 例えばロッククライミングや冬山の登山だって組み体操より危険ですが、本人が意義を見出してチャレンジするのであれば、誰も止めることは出来ないはず。どうして学校行事の場合は、一律に全員参加、もしくは全員不参加となるのでしょう。

 「運動会での組み体操は禁止!」と規制をするのは簡単ですけど、規制を強化すればするほど何もチャレンジできない社会になってしまう。組み体操によって一致団結して達成感を得たいという生徒の意見も尊重するべきだし、そんなアホらしいことやってられないという生徒の意見も尊重しましょう。個々の意見がかき消されて全体主義に陥った社会は怖いですよ。