仕事辞めたいの?

外資系ビジネスマンが日本の「働く」を考える

「嫌なら辞めろ」は正論というより、思考停止だよねって話

ホリエモンTwitterでの発言。ブラック企業について「嫌だと思ったら辞めればいいのでは?」だって。バカじゃないの?このツイートに対して「これは正論」だの「そのとおり」といった反応もあるけど、まったく正論なんかじゃなくて、完全に思考停止してるよね。

自分にあわない会社、なじめない会社に就職してしまい、「無理して自分を会社にあわせずに、自分と相性の良い会社を探したら?」というアドバイスなら納得できる。でも、ホリエモンの相談相手は「残業代未払い、休日の拘束」といった法令違反をしている会社に対してなんだから、「嫌なら辞めろ」はおかしいでしょう。

 例えば、学校で「いじめ」にあっている高校生がいたとする。イジメといっても暴力・恐喝といった犯罪行為だった場合、「いじめが嫌なら学校辞めたら?」というのは問題の解決になるのだろうか?確かに、いじめられていた生徒は学校を辞めればイジメにあわなくなる。でも、今度は他の生徒がターゲットになったり、転校先でも再び「いじめ」にあうかもしれない。どうして、被害者側が「学校を辞める」という負担をおわなければいけないのか?加害者側(=いじめっ子、法令違反をしている会社)を徹底的に糾弾し、罪を償ってもらうべきだし、しっかり賠償してもらうべき。そうすれば、今後はイジメ(ブラック企業の例では、残業代未払いといった法令違反)をすることもなくなるだろうし、「悪いことをしては駄目なんだ」という本当に基本的なことが理解できるでしょう。

 何か被害にあったら「逃げる」というのも、確かに本人にとっては有効な手段かもしれないけど、被害者全員が逃げていたら加害者の思うつぼだよ。だって、相手を殴っても、相手はやり返さないで逃げるだけなんだから。