仕事辞めたいの?

外資系ビジネスマンが日本の「働く」を考える

大企業に勤める友人から、「イケダハヤト」のようにブログで生計を立てたいと相談されたら、どう答えるべきか。

ブログで稼ぐ人たち

 ブログを書いて広告収入を得る人が増えてきました。ブログを書く人たち(ブロガー)には、本業のかたわらブログで副収入を得る「兼業ブロガー」、ブログによる収入で生計を立てている「専業ブロガー」、芸能活動をしながらブログを書いて月に何百万円と稼ぐ「有名人ブロガー」など、さまざまなブロガーがいます。

 ブログの執筆は時間や場所に縛られないため、好きな時間、好きなところで記事を書いてお金を稼ぐことが出来るということで、副業の中でも人気があるようです。ただし、初心者でも簡単にブログを公開できるため、ビジネスとして考えると「参入障壁が非常に低いため、競合が多くて収入が不安定」というデメリットがあります。ブロガーたちの世界では、半年後の収入が今の半分なんてことは日常茶飯事ですから、小説家や漫画家に近い生き方といえるでしょう。

収入の安定性と給料の関係

 定年まで今と同等(もしくはそれ以上)の給料が保障されている場合は「収入の安定性は高く」、半年後の収入も予想できない場合は「収入の安定性は低い」と考えます。公務員の場合、罪を犯すなど余程のことをしない限り定年まで給料は支払われますから、安定性は抜群に良いわけです。大企業に勤める場合、企業が倒産すると収入が途絶えてしまうので、公務員よりは安定性は低くなります。

 収入の安定性と、給料の関係を図に示すと次のようになります。

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(※専業ブロガーであるイケダハヤト氏の年収は560万円ほど

この図から、「医師」は安定性・報酬共に高く、多くの「ブロガー」は不安定・薄給であることがわかります。ただし、ブロガーは人によって月収0円~100万円と報酬の幅が大きいため縦に細長い形となります。

大企業勤務からブロガーになるのは簡単だが、その逆は難しい

 ブロガーの参入障壁が低いということは、大企業勤めからブロガーになることは簡単です。「1.退職する」「2.ブログを書く」たったの2ステップ。一方、大企業に就職することはハードルが高いので、普通のブロガーが大企業に就職することは難しいということは認識しておきましょう。つまり、大企業を辞めてブログで食べていくということは、片道切符であり二度と後戻り出来ません。(20~30代で実力があれば、大企業→ブロガー→大企業という可能性も僅かながら残されている)

まずは働きながらブログを書いてみること

 イケダハヤト氏は、大企業なんてさっさと辞めて高知で一緒にブログを書こうと無責任な発言を繰り返してますが、彼は大企業勤務という素晴らしさを認識していないのでしょう。大企業勤めの人は、まず1日1時間ほどブログを書いてみて、1年後にどれくらい稼げるのかを見てから判断しましょう。1年後にブログで10万円稼ぐことが出来たならば、専業ブロガーとなってブログ執筆に10倍の時間(毎日10時間!)を費やせば年間100万円くらい稼げるかもしれない。